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つきのわの ことのわ

命の重さ

絵門ゆう子さんが死去…がん告知から6年、最期まで闘い


自分の命がそう遠くない未来、限りあることを知った上で、前向きに生きるのはどんなにつらいことなんだろう。

親戚が、末期ガンのさらに末期で緊急入院しました。
昨日、模試を早めにくりあげて受けたあと、お見舞いに行きました。遠方にいてかけつけることができない父母と、姉に、たっての希望で様子を見てきてくれと頼まれたから。
でも、自分が末期ガンであることを、自分の兄弟にすら明かしていなかった、その姿を、私ごときが見てはいけないもののように感じて、病室にいる間ずっと罪悪感にさいなまれていました。
奥様は、「よく来てくれたわね」と言ってくださいましたが…、私は心の中で、「おじいちゃんとおばあちゃんは、天国から『何しに来るのさね、まだ早すぎるさ。びっくりさ、もう』って目の玉丸くしてるから、まだ行っちゃだめなんだよ」と繰り返しつぶやくことで精一杯でした。

親戚は、医者です。見つかったときにはもうすでに手遅れで、手の施しようがなかったと言います。信頼のおける医療機関に自ら奥様とともに検査に行き、すべて検査データをみせてもらい…、いよいよ悪くなるまでは自宅で普通に生活していたそうです。その間、ふと一人で考える時間ができたときに、何を考え、何を見ていたんでしょうか。

人一人の命って、こんなにも重く、価値のあるものなんです。
震災で家を失い、そこから再び立派な家を建て直し、今までがんばってきた生き方は、誰にも真似られない、見事なものです。土いじりが好きで、市の抽選にあたったら、小さい敷地を借りて、家庭農園を作るのが趣味だといいます。
もう一度、家に帰れたら、二人でトマト作ろうね、って奥様は小さくつぶやきました。

みんなみんな、もっと自分の命を大切にしてほしい。真剣にそう思いました。
…単純だけれども、とっても難しいことを考えすぎて、起きたら偏頭痛でした。
なんとか切り替えて、私は私の闘いをしてこようと思います。



by tuki-nowa | 2006-04-07 09:15 | 日常のこと

思いついたときに思いついたことを徒然と言の和にして。
by tuki-nowa
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プロフィール

名前 つきのわ
性別 女子
誕生日 山口智子の前の日
生息地 京都

マイブームは西京極。少しずつでも変わろうとしているサンガを見習って私も変わりたい。
好きなものはチャリダー、焼き鳥、酒全般。

座右の銘「寝る子は治る」

gremz

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